前回2018年に続き、2回目のシンガポールエアショーの視察に行って参りました。今回は、直近に発生した新型コロナウイルスの影響で出展者、来場者とも前回に比べて少なく、展示エリアには空きスペースも目に付いたことで少し寂しい雰囲気も感じました。反面、そのぶん各社の展示をゆっくり見学出来ました。

ACいしかわブース

弊社も出展

弊社もACいしかわのブースにて出展致しました!

エアバス・ボーイング両社とも実機展示は無く、模型のみの出展となっていました。

各社、出展内容が抑え目な中、ロールスロイス社のブースにはTrent XWBのエンジン実機が展示されていました。完成品の実機を眼の前で見ることが出来、大変貴重な機会となりました。

三菱航空機社には、スペースジェットのモックアップが展示されていました!国産の民間航空機として1日でも早く飛んで欲しいですね。

全体的に来場者が少なかったため、じっくりと各展示を見ながら勉強も出来ました。

Seletar Aerospace Park という工業団地の説明も受けました。航空業界専用の工業団地となっており、アジア地区の中心として世界の名だたる企業が進出しているようです。

同工業団地にあるエアバスのトレーニングセンター

パイロットの養成ができる施設となっており、世界で4番目に大きな訓練施設だそうです。

2年前と同様、SAESL社(ロールスロイス社とシンガポールエアー社の整備合弁会社)へ訪問。前回の訪問時より更に整備数を増加させており、航空業界の繁忙ぶりを伺い知ることが出来ました。

シンガポール経済開発庁(EDB)とのミーティングでは、シンガポール進出時の費用や補助金の説明等をしていただきました。

国として航空業界を誘致していきたいという姿勢が強く伝わり、また弊社としても日本の企業として積極的にこの分野へ参加できるようになりたいと感じ、大変刺激を受けました。

新型コロナウイルス対策として、レストランやビル入場時には検温、消毒が徹底されていました。

今回の訪問では、航空機やエンジンだけでなく政府機関の方々とも交流を行い、いかにシンガポールが航空業界に力を入れそのポジションを確立しているか、日本との差を目の当たりにしました。

しかし、弊社としては航空エンジン部品事業を拡大できるよう力を付けていき、いずれは日本がアジアそして世界の中で航空産業の中心となれるよう、注力して参りたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

航空エンジン部門